LEGO連合王国で、海外における本格的な野戦への参加を想定した、陸軍と海軍共同による輸送訓練が実施されました。
この訓練は、LEGO連合王国が今後も国際平和の維持に貢献出来るよう、LEGO連合王国軍の海外展開能力を確認する為に実施されました。

状況設定

訓練では、大陸のとある軍事国家が行った侵略行為に対して国際社会が軍事制裁を決定し、LEGO連合王国軍も加わった多国籍軍が組織される、という背景が設定されました。
また、作戦地域が平原であることから大規模な野戦が想定されること、制裁対象国に隣接する友好国が安全な港湾や飛行場を提供してくれること、が情勢として設定されました。

LEGO連合王国軍の地上部隊編制
LEGO連合王国軍が有する地上部隊は、以下の1個師団及び3個旅団です。

第1装甲師団:主力戦車と機械化歩兵を中心とする装甲部隊。本土防衛において主力となることが期待されている。
第1近衛旅団:近衛兵による儀仗部隊。実戦訓練も受けており、いざという時の首都防衛や予備兵力となる。
第2歩兵旅団:回転翼機や輸送機を用いた緊急展開を得意とする軽歩兵部隊。対応可能なのは治安維持や後方の防衛、山岳戦といった歩兵主体の任務に限られる。
第3遠征旅団:海兵隊の軽歩兵に、陸軍の装甲戦力を加えた水陸両用部隊。島嶼部での戦闘や橋頭堡の確保など、戦闘の規模が限定された作戦を得意としている。
※参考記事:苓国陸軍 その編制と実力王立海軍 その編制と実力

装甲部隊の輸送計画
海外派遣に対応した部隊は第2歩兵旅団と第3遠征旅団ですが、これらの旅団は大規模な野戦を実行するには装甲戦闘車両が不足しており、戦力として不十分です。
そこで実施されたのが、第1装甲師団と第3遠征旅団の大部分とその補給物資を、3隻の艦船による1往復半の輸送で目的地に陸揚げする今回の訓練です。

1往復半の海上輸送で派遣される全戦力

輸送に使用されたのは王立海軍のドック型輸送揚陸艦チェリー・ブロッサムと、チャーターされた民間籍のRORO船とコンテナ船で、派遣戦力は以下の通りです。

第1装甲師団
多数の装甲戦闘車両を擁する第1装甲師団は、多国籍軍の主力の一角を担うことになります。
師団本部:4名[中型汎用車(指揮型):1両、シャメイ無人偵察機:1機]
戦車中隊:6名[チルノーE主力戦車:2両]
機械化歩兵大隊:11名[リューミア歩兵戦闘車:1両、サクヤン装甲兵員輸送車:1両]
偵察分隊:3名[スカーレット装甲偵察車:1両]
工兵分隊:3名[ダイージャン装甲工兵車:1両、スウィーカー地雷敷設車:1両]
砲兵大隊:8名[中型汎用車(指揮型):1両、砲兵監視戦場レーダー:1基、ALIS自走155mm榴弾砲:1両、MARIS自走多連装ロケット:1両]
防空分隊:3名[スターニトリーク短距離防空ミサイル:1基]
兵站分隊:4名[重装備運搬車:1両、中型機動輸送車:1両]
医療分隊:2名[中型機動輸送車(野戦救急車型):1両]
総戦力:44名

第3遠征旅団
海兵隊によって構成される第3遠征旅団は、主に補給線の守備を担当します。また、第1装甲師団に部隊を派遣したり、陽動や後方撹乱などを実施して主力を支援します。
旅団本部:5名[レイセン無人偵察機:1機]
海兵連隊本部:3名
海兵中隊:6名
海兵中隊:5名
海兵中隊:5名[軽汎用車:1両、クアッドバイク:1両、L105 120mm迫撃砲:1門]
総戦力:24名

補給物資
12コンテナ

作戦要領

第1回海上輸送
輸送船団の第1陣は、以下の戦力の輸送を実行しました。

ドック型輸送揚陸艦 チェリー・ブロッサム
チルノーE主力戦車:1両
スカーレット装甲偵察車:1両
中型機動輸送車:2両(基本型と野戦救急車型を各1両)
軽汎用車:1両
クアッドバイク:1両
L105 120mm迫撃砲:1門
王立海兵隊:2個中隊及び連隊本部、旅団本部

RORO船 ボヘミアンスカイ
リューミア歩兵戦闘車:1両
サクヤン装甲兵員輸送車:1両
重装備運搬車:1両

コンテナ船 ロック
軍需物資:6コンテナ

軍民混成の3隻で構成される輸送船団

揚陸艦内で待機する海兵隊

RORO船内の装甲車両


第2回海上輸送
輸送船団の第2陣は、以下の戦力の輸送を実行しました。

ドック型輸送揚陸艦 チェリー・ブロッサム
チルノーE主力戦車:1両
MARIS自走多連装ロケット:1両
中型汎用車:2両(師団指揮型と砲兵指揮型を各1両)
シャメイ無人偵察機:1機
砲兵監視戦場レーダー:1基
王立海兵隊:1個中隊

RORO船 ボヘミアンスカイ
ダイージャン装甲工兵車:1両
ALIS自走155mm榴弾砲:1両
スウィーカー地雷敷設車:1両
スターニトリーク短距離防空ミサイル:1基

コンテナ船 ロック
軍需物資:6コンテナ
PC170750
積み込み作業中のチェリー・ブロッサム

揚陸艦内で待機する海兵隊

RORO船に乗り込む装甲車両

補足情報

実戦の場合、輸送船団は空母打撃群から護衛を受け、陸戦が始まった後の地上部隊にも空母航空団からの航空支援が期待されます。
また、作戦地域の近隣にある友好国から空軍基地や飛行場の使用を許可された場合は、空軍の第3遠征航空群も展開可能となる為、更に戦力が増強されることになります。
本訓練では第1装甲師団と第3遠征旅団の内、チルノーE主力戦車とスカーレット装甲偵察車、シャンハー自走迫撃砲の各1両が輸送されませんでした。有事に同様の戦力が海外展開をした場合は、この3両は本土防衛の任に就く第2歩兵旅団に配備されます。